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平成28年度の危機管理・大規模災害特別委員会における1年間の審査を踏まえ、意見・提言書がとりまとめられました。内容をご報告いたします。◎印は、私が提言した内容です。

<大規模災害に対する事前の備えについて>
◎災害ボランティアについては、「埼玉県災害ボランティア登録規約」どおりの運用を行い、情報共有に努めること。
◎大規模災害に対する事前の備えとして、防災士の活用を図ること。
◎帰宅困難者が帰宅経路で二次災害の犠牲とならないよう、災害オペレーション支援システムで落橋や火災などの二次災害情報を提供できる仕組みをつくること。
◎防災学習センターの展示リニューアルにあたっては、災害情報を盛り込み、防災リーダーや防災士が活用できるようにすること。
◎自主防災組織に対しては、災害図上訓練及び避難所運営ゲームによる訓練を徹底すること。
〇避難所等でのトイレ不足に備え、災害用トイレの最大限の備蓄につとめるとともに、災害時には最大限放出すること。

<大規模な自然災害への対応について>
◎浸水被害を防ぐために、重要な施設である県有の排水機場45か所について、災害全般を想定した業務継続計画(BCP)を早急に策定して万全を期すること。
◎浸水被害を防ぐために、各戸における雨水の貯留浸透は極めて効果的な方法であるので、積極的に推進すること。各戸へお雨水貯留設備設置は一段落した感があるが、まだまだ採用可能な家屋があるため、県、市町が一体となってPRすること。
〇時間雨量50ミリメートル程度の降雨に対応できる河川の整備率を上げ、特に被害のあった河川については、集中的な整備に取り組むこと。
〇床上浸水で家屋に損壊があった場合においても、半壊とされなければ補償を受けられないので、県独自の支援策を講じること。

<災害に強いまちづくり・地域社会づくりについて>
◎緊急輸送道路沿道を閉塞する可能性の高い建築物の情報について、道路啓開計画に反映すること。
◎県営公園に通信手段が整備されていないが、防災活動拠点の通信手段の確保は必要不可欠である。災害時に移動型無線を配置できるよう計画を立て万全を期すること。
◎災害図上訓練(DIG)、避難所運営ゲーム(HUG)については、地元の地図などを用いて地元に即した訓練とし、災害時にすぐ活用できる内容にすること。

<危機や災害に備えた実践的な訓練の実施について>
◎大規模災害時はマスコミも災害対応の重要な機関であると認識し、マスコミ対応についても図上訓練に盛り込むこと。