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川口駅西公園桜満開

(写真は、今朝撮影した川口駅西口の公園に咲いた満開の桜並木です)

新年度を迎え、新しい環境に入り、新しいステージに入り不安と期待が入り乱れている新社会人の方が多いのではないでしょうか?

私ごとで恐縮ですが、私は二つの違った社会を見てきました。
一つは、民間企業に入りサラリーマンとして過ごした10年。
もう一つは、政治の世界に入り過ごした13年。

その境目が、13年前のこの時期でした。
桜が満開の時期に、会社の上司、先輩、同期、後輩に温かく見送っていただきました。
数えきれないぐらいの送別会をしてもらいました。
いつも、送別会の帰り道に桜がありました。
送別会の帰り道に、川口駅西口の公園の桜並木をしばらく見ながらたたずんでいたことを思い出します。

私の基礎をつくってくれたのは、まぎれもなく10年を過ごした川崎製鉄です。
(ちなみに川崎製鉄は、その後日本鋼管と合併し、JFEという会社になりました)

いい会社でした。
上司は厳しく、やさしい。

入社して1年間は、電話で仕事をすませてしまおうとすれば容赦なく叱られました。
新入社員にとって、電話はワンコールで自分が受けるもので、電話を自らかけるものではありませんでした。

仕事をお願いをする話は、お願いする相手に直接会って話をする。そして、会社の皆さんを早く覚える。これが、所属された部署の新入社員の教育スタンスでした。

遅くまで仕事をしていると、会社に電話が・・・
上司からの飲み会のお誘い。

飲み会の席が嫌いでない私は仕事を切り上げ、上司の居る酒場で
怖かった上司が嘘のようにやさしく、労をねぎらってくれました。
今から考えるとしっかりとコミュニケーションがとれていたのだと思います。

環境事業を立ち上げる部門にいた私は、その一翼を担わせていただき、貴重な体験をしました。
この10年間で仕事の仕方を徹底的に教えていただきました。
上司や先輩の皆さんの妥協を許さない姿勢に教わることばかり。この会社は、手を抜かない人がいないのではないかと思うくらいでした。

私の座右の銘に、「以勤補拙(勤をもって拙を補う)」という言葉があります。
会社を平炉メーカーから高炉メーカーにするために今では考えられないほどの投資をして会社を大きくした西山弥太郎社長。
西山弥太郎社長の口癖が、「勤をもって拙を補う」だったといいます。
まだ、会社が技術的に一人前でなかったがゆえに千葉に巨費を投じて高炉一貫製鉄所を建設することを一度は国からも反対をされ、それでもあきらめず情熱をもって政財界を説得し、最終的には海外からの融資を受けて、高炉メーカーとして独り立ちする。これがこの会社に受け継がれた精神です。
「勤をもって拙を補う」がこの会社に根付いていたからだと思います。
だから私も「勤をもって拙を補う」が座右の銘であり、誰にでもあてはまる人生訓だと思っています。

森鷗外の名言に、「日の光を借りて照る大いなる月たらんよりは、自ら光を放つ小さな灯火たれ」という言葉があります。
新社会人の皆様にこの言葉を贈りたいと思います。

新しく社会人になられた皆様は、厳しい雇用情勢の中、苦労されている方が多いのだと思います。
挫けず、前に向かって信じる道をつき進んで行ってください。
その姿が、私たちを奮起させる力にもなります。
私は新社会人の皆様の努力が報われる社会をつくれるよう力を尽くしていきたいと思います。

激励というより、自分の回想録になってしまいましたね。